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無期停学

高校2年になって間もなく、私の親友が学校を辞める事になった。

結婚して地方に行ってしまう事になり、悪友13人で送別会を考える。

主役の彼女は大のディスコ好きで、結婚相手との出会いもディスコだった事もあり、送別会という名目でパーティを計画。

ディスコを借り切って、パーケンを売り捌く。

ある日そんな悪事がバレた!!

それも学校にバレた!!

当然13人が呼び出され、全員別室で事情聴衆を受ける。

「主犯は誰だ?」と各部屋で、教師に問い詰められる。

全員が「主犯は私です」と、打ち合せも無くして答えた。

学校側では何故か主犯格を明確にしたかった様だが、結果的に主犯は全員となり、校長室に親と呼び出された。

賞状の様な紙を渡され、校長の前で一人ずつ処分の通達を読まされた。

それには「無期停学」と書いてあった。

全員が読み終え校長室から出ようとした時、父が「ちょっと宜しいですか?」と校長先生に申し出た。

父だけを残し、私達は部屋を出されたのだが、私は何が起きるのか不安だった。

父は不敵な笑みを私に返し、直観的に父が私の味方である事を悟る。

5分だったのか10分だったのか、とてつもなく長い時間廊下で待っていたような気がする。

校長室から出て、仲間は親に怒られながら帰ってしまう。

「全くなんて事したんだ」「ご近所になんて言うのよ」等の叱咤、ぼやきが聞こえてくる。

父が出てきた。

不安げな私を見て「お前達の友達を思う気持ちは立派だが、方法は間違っていたな。それに主犯が全員っていうのも凄い!誰のせいにもせず、皆一緒に罪を被るのは偉い」と言い、私は初めて父を尊敬した。

私達の気持ちを理解しようとしてくれ、その上で、何が悪かった事なのか、別々に捕らえてくれる、その気持ちに感謝!

改めて、自分の判断の甘さも感じる。

校長室で何を話したかは、ずっと後から聞かされたが、その日は私達親子は、叱咤やぼやきもなく、ただ無期停学中どのように過ごしていくかを、結構明るく話ながら帰った。

停学中、パーティ中止の連絡が付かない人もいた為、パーティ予定日に母と2人でディスコの前で参加者を待つ。

来た人達に、パーティ中止の成り行きを話し返金をするのだが、最後まで付き合ってくれた母にも感謝。

停学中も色々あったものの、両親からは一言も「今後停学仲間と付き合ってはいけない」と言われず、嬉しかった。

 

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2003/07/12