ストーカーが生まれるプロセス


多くのストーカーは、最初からストーカーではありません。普通の「恋人が欲しい男(女)」です。最初からあなたに迷惑をかけるつもりで接近してくる人は、ほとんどいません。
ふられたり、二人の関係がこじれた、などをきっかけに、掲示板に誹謗中傷を書き込んだり、嫌がらせをしてくるケースが多いようです。

以下は、ストーカーが生まれるプロセスの一例です。



 
花子と太郎は掲示板仲間になる
 
二人はオフ会で顔を合わせる
 
太郎から花子に「オフ会は楽しかったね」とメールが届く
 
メールをやりとりするうちに、太郎の恋心がつのる
 
花子は薄々、太郎の恋心に気づいて迷惑している。が、「つきあってくれ」という意思表示がないので、花子は「お断りします」というきっかけがなく、ズルズルとメール交換をする
 
太郎は拒否されていないので「花子は俺の恋人」と思いこむようになる
 
太郎から花子に「会いたい」「一緒に旅行に行きませんか」とメールを送るが、花子からの返事がこなくなる
 
太郎は昔見た「1万回目のプロポーズ(仮)」というテレビドラマを思い出し、とにかく積極的にアプローチすることにする。
花子の友人に住所や電話番号を聞き回る。家に行ってみる。あなたの行動を見守る。
本当は俺のことを好きなくせに(とストーカーは勝手に思いこむことがある)無視しようとする花子に対して、いらだつ。やがてラブレターが度を超してセクハラメールのようになる。花子の反応が欲しくて、脅迫めいたメールを送ったり、掲示板に中傷の書き込みをしてみる。
 
花子は、太郎の異常な様子におびえるようになる。不安で夜も眠れなくなる。
そしてついに、警察にストーカーの被害に遭っていると届け出をする
 
警察の警告を受けた太郎は、
 Aコース 自分がストーカー行為をしていたと気づき、反省し、二度と同じ事をしない
 Bコース 花子への愛情が憎しみに変わり、ストーカー行為がエスカレートする
 

ストーカーの多くは、第三者の介入があるまで、自分がストーカー行為をしていたとは気づかないそうです。警察に聞いた話では、警察が事情を聞く「聴取」の段階で初めて、相手に迷惑をかけていることに気づいて、ストーカー行為をやめるケースが約8割あるそうです。残りの2割は…上記のBコースでないことを願うのみです。
花子がはっきり「お断りします」と、太郎に恋の終わりを理解させれば、お互いの悲劇は起きなかったのかもしれません。
 



最終更新日:2001/01/30